Masterpiece from Oda Collection Vol.7 “Shaker Chair” 趣旨 旭川家具の主要産地の一つである東川町が中心となり、2021年、建築家の隈研吾氏と共に4月14日を「良い椅子の日」として制定いたしました。本展示は、その取り組みに連動し、「織田コレクション」の中から世界の名作椅子をテーマ毎にキュレーション、展示するものです。 概要 2022年4月14日〜7月13日(※6月17日〜26日の期間は展示を一時的に中断させていただきます)は、モダンチェアの4大ルーツの一つとされる「シェーカーチェア」の系譜をご紹介します。「美は有用性に宿る」という価値観によって生まれた簡素で機能的な椅子の魅力をご覧ください。 シェーカーチェア アメリカのシェーカー教徒たちが作っていた椅子。シェーカー教徒は農作業をしながら自給自足の共同生活を行い、1770年代後半から、自分達で使う家具を作り始め、その後外部への販売も行った。1876年の「独立100年記念博覧会」に出品され評判となった頃が椅子生産のピークである。※シェーカー教は、キリスト教プロテスタントの一派であるクエーカーの分派 展示作品 Shaker child chair(シェーカーチェア 幼児用) 1960年頃 UK Shaker highback chair(シェーカーハイバックチェア) 1990年頃 UK Kentucky(ケンタッキー) Carlo Scarpa(カルロ・スカルパ) 1977年 Bernini(ベルニーニ) Italy Rocking Chair J-16(ロッキングチェア J-16) Hans Jørgensen Wegner(ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー) 1944年 Kvist(クヴィスト) Denmark Rocking Chair(ロッキングチェア) Hans Jørgensen Wegner(ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー) 1965年頃 Carl Hansen & Søn(カールハンセン&サン) Denmark J-39 Church chair(J-39 教会用カスタムモデル) Børge Mogensen(ボーエ・モーエンセン) 1944年 F.D.B Denmark 織田コレクションについて 織田憲嗣氏(椅子研究家・東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。その稀少性と研究実績により、各国から展覧会への協力要請が相次ぐなど世界的にも高く評価されるコレクション。 関連リンク:織田コレクション 関連イベント 毎月14日に開催している「椅子の日に、椅子のお話」のVol.13は、モダンチェアの源の一つとされる「シェーカーチェア」です。「美は有用性に宿る」の価値観によって作られた素朴な椅子を紐解きます。どうぞご参加ください。 毎月14日は椅子のお話「椅子の日に、椅子のお話」Vol.13 一脚の椅子「族長、家長のための椅子」シェーカーチェア お話:織田憲嗣氏(椅子研究家、東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー) 日時:2022年4月14日(木) 18:30~19:30 会場:東川町複合交流施設せんとぴゅあ2[多目的室] 北海道東川町北町1丁目1番2号 → Google Map 定員20名(事前申込制/先着順) ◎参加無料 申込先 メール:designschool.higashikawa@gmail.com 電話:0166-82-2111(内線762) ※先着順、定員制の開催となります。どうぞお早めにお申し込みください。 ※消毒や換気等十分配慮の上実施します。 + Add to Google Calendar + iCal / Outlook export Date 2022/04/14(木) - 2022/07/13(水) Expired! Time All Day Labels コレクション展 Share this event