Labels
Masterpiece from Oda Collection Vol.14 “Plastic Shell Chair”
Date
Time
SHARE
旭川家具の主要産地の一つである東川町が中心となり、2021年、建築家の隈研吾氏と共に4月14日を「良い椅子の日」として制定いたしました。本展示は、その取り組みに連動し、「織田コレクション」の中から世界の名作椅子をテーマ毎にキュレーション、展示するものです。
2024年1月14日〜4月13日は、東川町複合交流施設せんとぴゅあで開催されている企画展「椅子の系譜」より、「プラスチックシェルチェア」の系譜と連動した作品を展示いたします。第二次世界大戦後は、多くの人々が新しいライフスタイルにマッチする家具を望み、それに応えるために、戦時中に開発された技術や素材を活用したモダンなデザインの家具が誕生しました。金属にとって代わるほどの強度と性能が開発されたプラスチックは、ガラスなど他素材と組み合わせる複合技術が進み、1950年にはアメリカのイームズ夫妻がFRP(繊維強化プラスチック)による最初のシェル構造の椅子を実現しました。以降、プラスチックによる三次元曲面のシェル構造は、それまでの椅子の概念を覆すような名作を次々に生み出していきました。
LAR(Lounge Height Side Chair Rod Base)
Charles Eames(チャールズ・イームズ)
Ray Eames(レイ・イームズ)
Herman Miller(ハーマンミラー)
1950
Tulip chair(チューリップチェア)
Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)
Knoll International(ノル・インターナショナル)
1957
Swag Leg chair(スワッグレッグチェア)
George Nelson(ジョージ・ネルソン)
Herman Miller(ハーマンミラー)
1958
Lotus(ロータス)
Erwine Laverne(エルウィン・ラヴァーン)
Estelle Laverne(エステル・ラヴァーン)
Laverne International(ラヴァーンインターナショナル)
1958
La Fonda Chair(ラ・フォンダチェア)
Charles Eames(チャールズ・イームズ)
Ray Eames(レイ・イームズ)
Herman Miller(ハーマンミラー)
1961
Pollock Chair(ポロックチェア)
Charles Pollock(チャールズ・ポロック)
Knoll International(ノル・インターナショナル)
1965
織田憲嗣氏(椅子研究家・東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。その稀少性と研究実績により、各国から展覧会への協力要請が相次ぐなど世界的にも高く評価されるコレクション。
関連リンク:織田コレクション
7月の「椅子の日に、椅子のお話」は、「日本の椅子」についてとり上げます。日本の一般家庭に椅子が普及し始めたのは戦後のことでした。その背景を様々な椅子のエピソードとともにお話しします。どうぞご参加ください。
「椅子の日に、椅子のお話」Vol.19
日本の椅子 — 床座から椅子座へ —
お話:織田憲嗣氏(椅子研究家、東海大学名誉教授)
日時:2023年7月14日(金) 18:00~19:30
会場:東川町複合交流施設 せんとぴゅあⅠ[コミュニティホール]
北海道東川町北町1丁目1番1号 → Google Map
定員50名(事前予約制)
◎参加無料
申込先
メール:designschool.higashikawa@gmail.com
電話:0166-82-2111(内線764)
〒079-8412 北海道旭川市永山2条10丁目1-35
10:00〜17:00
毎週火曜日(祝日除く)、年末、年始、お盆
Copyright © Asahikawa Furniture Industry Cooperative all rights reserved.