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Masterpiece from Oda Collection Vol.15 “Outdoor Chair”
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旭川家具の主要産地の一つである東川町が中心となり、2021年、建築家の隈研吾氏と共に4月14日を「良い椅子の日」として制定いたしました。本展示は、その取り組みに連動し、「織田コレクション」の中から世界の名作椅子をテーマ毎にキュレーション、展示するものです。
2024年4月14日〜8月19日(6月17日〜6月25日は展示を一時休止させていただきます)は、織田コレクションが有する世界の名作椅子の中から、屋外での使用を想定してデザインされた「アウトドアチェア」を取り上げてご紹介します。屋外で気持ちよく過ごすために椅子を持ち出すことが一般化したのは、18世紀後半頃のことだと言われています。産業革命を皮切りに工業化の進んだ社会において、人々の暮らし方や働き方が大きく変化し、アウトドア文化が発展しました。現代においてもここ数年、アウトドアブームが続き、多くの人が自然の中でのリフレッシュを求めています。アウトドアチェアには、必要な時に屋外に持ち出して使用するものと、常に屋外に設置されているものとがあります。前者には持ち運びするための軽量さや折り畳み機能が備わっており、後者には雨風や紫外線、ホコリや汚れ、腐食などの環境の変化における耐久性が必要とされます。
Landi(ランディ)
Hans Coray (ハンス・コレイ)
Zanotta(ザノッタ)
1938
Chaise longue Leisure Collection(シェーズロング レジャーコレクション)
Richard Schultz (リチャード・シュルツ)
Knoll International(ノル・インターナショナル)
1963
Allunaggio(アルナッジオ)
Pier Giacomo Castiglioni (ピエール・ジャコモ・カスティリオーニ)
Achille Castiglioni (アキッレ・カスティリオーニ)
Zanotta(ザノッタ)
1965
Pastille(パスティレ)
Eero Aarnio (エーロ・アールニオ)
Asko(アスコ)
1958
Folding chair(フォールディングチェア)
デザイナー不明
メーカー不明
デザイン年不明
Folding chair(皇居園遊会用フォールディングチェア)
デザイナー不明
Akita Mokkou(秋田木工)
デザイン年不明
織田憲嗣氏(椅子研究家・東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。その稀少性と研究実績により、各国から展覧会への協力要請が相次ぐなど世界的にも高く評価されるコレクション。
関連リンク:織田コレクション
7月の「椅子の日に、椅子のお話」は、「日本の椅子」についてとり上げます。日本の一般家庭に椅子が普及し始めたのは戦後のことでした。その背景を様々な椅子のエピソードとともにお話しします。どうぞご参加ください。
「椅子の日に、椅子のお話」Vol.19
日本の椅子 — 床座から椅子座へ —
お話:織田憲嗣氏(椅子研究家、東海大学名誉教授)
日時:2023年7月14日(金) 18:00~19:30
会場:東川町複合交流施設 せんとぴゅあⅠ[コミュニティホール]
北海道東川町北町1丁目1番1号 → Google Map
定員50名(事前予約制)
◎参加無料
申込先
メール:designschool.higashikawa@gmail.com
電話:0166-82-2111(内線764)
〒079-8412 北海道旭川市永山2条10丁目1-35
10:00〜17:00
毎週火曜日(祝日除く)、年末、年始、お盆
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