コレクション展

Masterpiece from Oda Collection Vol.18 "Timeless Nordic Design"

DATE

2025/05/14(水) - 2025/11/24(月)

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Masterpiece from Oda Collection Vol.18 “Timeless Nordic Design” メインビジュアル

趣旨

旭川家具の主要産地である東川町は、家具・デザイン産業の発展のため「織田コレクション」を公有財産とし、さまざまな活用に取り組んでいます。2025年5月14日〜11月24日は、東川町複合交流施設せんとぴゅあにて開催中の企画展「Timeless Nordic Design」と連動し、織田コレクションから、北欧の名だたるデザイナーたちが手がけた椅子をご紹介します。

概要

北欧では「美しいデザインは、より良い社会をつくる」という考えのもと、すべての人の暮らしに寄り添うデザインが育まれてきました。自然と共にある暮らし、平等を重んじる社会、そして日々の生活を大切にする姿勢——。こうした価値観は、デザインを一部の特権的なものではなく、すべての人の暮らしに寄り添う “定番=スタンダード”な存在として発展させ、今もなお受け継がれています。スウェーデン、デンマーク、フィンランド、そして日本との国交樹立120周年を迎えるノルウェーと異なる背景を持つ4カ国のデザインには、それぞれの暮らしへの誠実な思いが込められています。本連携展示とあわせまして、時代を超えて今なお人々に愛される、“Timeless”な魅力をお楽しみください。

展示作品

Faaborg chair(ファーボーチェア)
Kaare Klint(コーア・クリント)
1914
Denmark

Arm Chair for summer house(サマーハウスのためのアームチェア)
Erik Gunnar Asplund(エリック・グンナール・アスプルンド)
1936-40
Sweden

Hannes chair(ハンネスチェア)
Eliel Saarinen(エリエル・サーリネン)
1908
Finland

Hallway chair(ホールウェイチェア)
Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)
1931-32
Finland

Gravity(グラビティ)
Peter Opsvik(ピーター・オプスヴィック
1983
Norway

織田コレクションについて

織田コレクションは、椅子研究家の織田憲嗣氏が50余年に渡り世界で収集・研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群です。北欧を中心とした椅子やテーブル、照明、食器やカトラリー、おもちゃまで、その数8千以上。関連文献や写真、図面など2万点に及ぶ資料とともに系統立てて集積された、世界でも類を見ない極めて貴重なコレクションです。現在その中核となる椅子約1350種類を北海道東川町が公有化して文化財登録を行い、展覧会や講演会を通じて多くの人に「美しくていねいに暮らす」喜びとヒントを伝えています。