椅子は日々の暮らしの中で最も身近な家具のひとつです。食事をするとき、くつろぐとき、仕事をするとき。私たちは何気なく椅子に座っていますが、そのかたちは用途や場面に応じて実に多様です。背もたれの有無や座面の高さ、アームの形状など、スタイル（形式）の違いは、座り心地や機能性、デザインの表情を大きく変えていきます。本展「Sitting Styles — 6つのスタイルでめぐる椅子の世界」では、旭川家具の多様な椅子を横断的に集め、スツール、ハイチェア、サイドチェア、ハーフアームチェア、アームチェア、イージーチェアと6つのスタイルごとに展示いたします。ブランドの枠を越えた構成により、椅子そのものの違いや魅力を比較しながら、実際に座って体感できるのが特長です。椅子を購入・検討されている方には、自分の暮らしや空間に適したスタイルを見極めるヒントとなり、またデザインに関心を持つ方には、椅子という身近な存在に宿る多様性や奥深さをあらためて発見いただけることでしょう。椅子のスタイルという視点から、旭川家具の魅力とクラフトマンシップを、ぜひご体感ください。