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コレクション展

Masterpiece from Oda Collection Vol.5 “Gerrit Thomas Rietveld”

Date

2022/02/14(月) - 2022/03/13(日)

Time

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コレクション展

趣旨

旭川家具の主要産地の一つである東川町が中心となり、2021年、建築家の隈研吾氏と共に4月14日を「良い椅子の日」として制定いたしました。本展示は、その取り組みに連動し、毎月14日*を入れ替え日として「織田コレクション」の中から世界の名作椅子をテーマ毎にキュレーション、展示するものです。

概要

2022年2月14日〜3月13日は、『デ・スティル』の中心的作家ヘリット・トーマス・リートフェルトの作品を展示しています。『デ・スティル』は20世紀初頭にオランダで起こった芸術運動で、「芸術を急進的に革新すること」を目標とし、垂直、水平を強調した幾何学的な空間構成を建築や家具の分野に応用しました。彼らの抽象表現の追求は、『バウハウス』へ大きな影響を与えるなど、ジャンルや国境を越えた活動となっています。建築やデザインに変革をもたらしたエポックメイキングな椅子をご紹介します。

ヘリット・トーマス・リートフェルト

Gerrit Thomas Rietveld(ヘリット・トーマス・リートフェルト)
1888-1964 / Netherlands

オランダのユトレヒトに家具職人の息子として生まれる。子どもの頃から父の下で家具作りを学び、10代後半から宝石デザイナーとして働きながら建築デザインを学んだ。1911年家具製作者として独立。1916年から新しい構造の家具の実験的な試みを始め、1918年モンドリアンらとともに『デ・スティル』に参加し中心的存在となる。建築家としてはシュレーダー邸(世界遺産)などの設計で知られている。

展示作品

Red & Blue chair(レッド&ブルーチェア)
1918
C&B
Italy

Red & Blue chair for Men(男性用レッド&ブルーチェア)
1918
大阪芸術大学にて復元
Japan

Arm chair(Hoge Stoel Highback Chair)
アームチェア(ホーゲストーレハイバックチェア)
1919
大阪芸術大学にて復元
Japan

Crate chair(クレイトチェア)
1934
Cassina(カッシーナ)
Italy

Crate arm chair(クレイトアームチェア)
1934
Cassina(カッシーナ)
Italy

織田コレクションについて

織田憲嗣氏(椅子研究家・東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。その稀少性と研究実績により、各国から展覧会への協力要請が相次ぐなど世界的にも高く評価されるコレクション。

関連リンク:織田コレクション

関連イベント

毎月14日に開催している「椅子の日に、椅子のお話」のVol.11は、直線と平面だけで構成された椅子「レッド&ブルーチェア」です。デ・スタイルによる「芸術を急進的に革新する」運動の中で誕生したエポックメイキングな椅子のお話です。ぜひご参加ください。

毎月14日は椅子のお話「椅子の日に、椅子のお話」Vol.11

一脚の椅子「レッド&ブルーチェア」

お話:織田憲嗣氏(椅子研究家、東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)
日時:2022年2月14日(月) 18:30~19:30
会場:東川町複合交流施設せんとぴゅあ2[多目的室]
北海道東川町北町1丁目1番2号 → Google Map
定員20名(事前申込制/先着順)
◎参加無料

申込先
メール:designschool.higashikawa@gmail.com
電話:0166-82-2111(内線762)

※先着順、定員制の開催となります。どうぞお早めにお申し込みください。
※消毒や換気等十分配慮の上実施します。

主催:写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
協力:旭川家具工業協同組合織田コレクション協力会
*定休日等の関係で日程が異なる場合がございます。