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コレクション展

Masterpiece from Oda Collection Vol.8 “Windsor Chair”

Date

2022/07/14(木) - 2022/10/13(木)

Time

All of the day
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趣旨

旭川家具の主要産地の一つである東川町が中心となり、2021年、建築家の隈研吾氏と共に4月14日を「良い椅子の日」として制定いたしました。本展示は、その取り組みに連動し、「織田コレクション」の中から世界の名作椅子をテーマ毎にキュレーション、展示するものです。

概要

2022年7月14日〜10月13日は、モダンチェアの4大ルーツの一つとされる「ウィンザーチェア」の系譜をご紹介します。丈夫で機能性重視、分業による効率生産など、様々な面で近代椅子のルーツとなった椅子の魅力をご覧ください。

ウィンザーチェア

17世紀後半ごろにイギリスで生まれた木製椅子で、古くからイギリス各地でろくろ職人や農民などによって作られてきたヴァナキュラーチェア(その地方特有の椅子)などのカントリーチェアが起源となっています。基本的な構造は、尻形の窪みをつけた分厚い木製の座板に、挽き物(主に旋盤加工された部材)の脚や背棒などを直接差し込むというもので、この基本形をベースにして様々なバリエーションが生まれていきました。ウィンザーチェアはハンス・ウェグナーをはじめ北欧や日本などの家具デザイナーに多大な影響を及ぼし、現在でも人気があるチェアです。

展示作品

Wheel back winsor chair(ホイールバックウィンザーチェア)
作家不詳
製作年不詳
UK

Rocking Chair(ロッキングチェア)
Orla Mølgaard-Nielsen(オーラ・ミュルゴー=ニールセン)
Peter Hvidt(ペーター・ヴィッツ)
1940年代
Denmark

Windser chair(ウィンザーチェア)
Orla Mølgaard-Nielsen(オーラ・ミュルゴー=ニールセン)
Peter Hvidt(ペーター・ヴィッツ)
1941年
Fritz Hansens Eftf.(フリッツハンセン)
Denmark

Windser chair(ウィンザーチェア)
Ole Wanscher (オーレ・ヴァンシャー)
1942年
Fritz Hansens Eftf.(フリッツハンセン)
Denmark

Lilla Åland (リッラ・オーランド)
Carl Malmsten(カール・マルムステン)
1942年
Swedese Møbler AB(スウェデッセ)
Sweden

Easy Chair(イージーチェア)
Hans Jørgensen Wegner(ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー)
1978年
PP Møbler(PPモブラー)
Denmark

織田コレクションについて

織田憲嗣氏(椅子研究家・東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)が長年かけて収集、研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品群。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたり、さらに写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。その稀少性と研究実績により、各国から展覧会への協力要請が相次ぐなど世界的にも高く評価されるコレクション。

関連リンク:織田コレクション

関連イベント

7月の「椅子の日に、椅子のお話」は、「ウィンザーチェア」です。丈夫で機能的、分業による効率生産など、様々な面で近代の椅子に影響を与えた椅子のルーツに迫ります。どうぞご参加ください。(本年度より「椅子のお話会」は年に4回ほどとなりました。次回は10月14日(金)「アルネ・ヤコブセン」の予定です)

「椅子の日に、椅子のお話」Vol.14

一脚の椅子「ウィンザーチェア」

お話:織田憲嗣氏(椅子研究家、東海大学名誉教授・東川町デザインアドバイザー)
日時:2022年7月14日(木) 18:30~19:30
会場:東川町複合交流施設せんとぴゅあ2[多目的室]
北海道東川町北町1丁目1番2号 → Google Map
定員20名(事前申込制/先着順)
◎参加無料

申込先
メール:designschool.higashikawa@gmail.com
電話:0166-82-2111(内線762)

※先着順、定員制の開催となります。どうぞお早めにお申し込みください。
※消毒や換気等十分配慮の上実施します。